知らない誰かから、何かの勧誘や宣伝広告などを目的とした不要なメールが届くことがあります。このようなメールを迷惑メールやジャンクメールまたはスパムメールと呼びます。
これらのメールは受け取る人に関係なく送られてくるもので、ホームページや掲示板、アンケート調査や景品応募で記入したメールアドレスであったり、適当な文字や数字、言葉の羅列から自動生成されたメールの場合もあります。
これらメールの目的はホームページや商品の広告宣伝というものもありますが、中にはいたずらや詐欺紛いのものもありますので、その点は注意が必要です。 チェーンメールもジャンクの1つと言えますが、これはまた目的が違います。また、これらメールには画像などのファイルが添付されることもあり、ウイルスやスパイウェア感染のルートになることもあります。
基本的な対処は、メールを無視すること。できれば開かないこと。添付ファイルも開いてはいけません。メールを削除するのが最も安全です。
メールソフトのフィルターを使えば多くの迷惑メールを除外することができます。もちろん、フィルター専用ソフトもあります。
最もやっては行けないことは、メールへの返信と添付ファイルの実行です。
メール本文に「メール不要の場合は返信してください」とか「データベースからの削除希望の場合はフォームから申請してください」など、メールを受け取った人からの行動を待っているケースがあります。これらは決して親切で行われている訳ではありません。こうすることで、適当に送ったメールアドレスが利用されていることを確認し、さらにメールの内容を信用してしまう人を見分けているのです。まんまと騙されている訳です。
添付ファイルについてはウイルスやスパイウェアの危険性が高まります。画像や文書(ワードやエクセル)に見せかけた物も存在しますので、興味本位や信用して開かないようにしましょう。HTMLメールのようにプレビューすると自動的に画像を開くものも危険です。メールソフトの設定でHTMLメールを開かない(画像を読み込まない)設定にしたり、HTMLメールを使わないという設定にするのが安全です。
迷惑メールを受け取る前に消す方法など、具体的な迷惑メールの処分は「不要なメールの対処法」を参照してください。